米メタ・プラットフォームズは傘下に擁するフェイスブックやインスタグラムにおいて、違法薬物のオンライン市場へ誘導する広告を掲載し続けている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこの件について、メタが連邦当局による捜査を受けていると数カ月前に報じている。メタは違法薬物や娯楽用薬物の販売促進を禁止しているものの、ポリシーに違反するこうした広告から収益を得続けている。WSJは7月、コカインや処方されたオピオイドなどの不法薬物を扱う十数件の広告を確認。直近では7月26日に同様の広告が掲載されていた。また業界の監視団体がここ数カ月に実施した別の分析でも、このような広告が数百件確認されている。これらの広告には処方薬の瓶や錠剤、さらにレンガ状のコカインが積み上げられた画像が使われ、「注文をどうぞ」と書かれている。