老後破綻しないためにはどうすればいい?
まずは家の価格を抑えられないかを検討する、または生活費を減らし、老後に必要な資金を少なくするというのは、すぐに取り組めることです。
また、できるだけ早めに預貯金を投資にシフトしていくことも、考えたいところです。大金を一括投資するのではなく、2人分のNISAの積立投資枠、成長投資枠を毎年使い切るくらいの勢いでシフトさせていき、あとは運用しながら切り崩していくようにすると、約5000万円の老後資金を長持ちできる可能性があります。シミュレーションしてみると、5000万円の投資を3%で運用しながら、毎月17万円切り崩すとすると、65歳から切り崩し始めても110歳ごろまで持たせられる可能性があります。
方法は複数ありますが、老後という未知な将来の話ですから、投資だけに期待するのは危険です。住宅を優先するのか、老後の生活費を優先するのか、それとも両方をバランスがいいところまで下げていくのか。まずは効果がある程度確実なところから取り組むと、将来的な不安も少なくなるのではないかと思います。
住宅購入すると老後資金が不足するだなんて、心臓に悪い話です。しかし、実際に起こりがちなことでもあります。購入する場合は、くれぐれも生活費とのバランスを見ながら慎重に検討をしてください。