正解は、買うならL社。

L社はディフェンシブ株、M社は景気敏感株

 リーマンショックがあった2009年3月期と、コロナショックがあった2020年3月期の業績に注目してください。

 どちらも深刻な景気後退局面です。

 M社は赤字に転落していますが、L社は黒字を継続しています。

 M社のように景気変動の影響を大きく受ける銘柄を「景気敏感株」、L社のように不況期でも業績があまり悪化しない銘柄を「ディフェンシブ(景気中立)株」と言います。

 景気敏感株は不況期に減配になるリスクがあります。

 NISA口座で長期投資する高配当利回り株は、できればディフェンシブ株から選んだほうが良いです。

 以下の業種分類表で、上に行くほど景気敏感株が多く、下に行くほどディフェンシブ株が多くなります。

NISAで買うべき銘柄は?「景気の影響を受けやすい株と受けにくい株」見分け方を投資プロが解説

(本稿は、『株トレ ファンダメンタルズ編』から抜粋・編集したものです。)