「自己肯定感があがった」「積極的になった!」「もじもじしなくなった」「楽しそうに問題を解いている」「宿題をやらない子が集中している姿にびっくり」「大人にも脳トレで使える!」――ゆっくりやれば答えられる問題を、最短1秒でパッ! パッ! と答えていく「1分間瞬読ドリル」シリーズ。ついに第三弾! 右脳でイメージしたものを左脳で言語化、これを瞬時にやるのが「瞬読」の特徴。正しい答えを導くのがゴールではなく、答えが1つとは限らないのも特筆すべき点。パッと見てすぐ答えることで、「記憶力」「集中力」「発想力」が磨かれます!
従来のシリーズの「1分」から「10秒」に短縮したことで、離脱することなく、達成感を持続。イラストもふんだんに盛り込んで楽しさ10倍増。間違っても楽しい!笑いが止まらない魔法のドリル『10秒間こども瞬読ドリル』――大人になってから必要なスキルが一気に身につきます!(取材・文/狩野南 構成/ダイヤモンド社・武井康一郎)
国語の成績を伸ばすには「読解力」が必要
「日本人なのに国語が苦手」という人がいます。そういう人は、国語の能力とは、あらゆる漢字が読めたり書けたり、語彙力が豊富なことを指すと思っているのでしょう。もちろん、それも間違いではありませんが、私は国語においていちばん大切なのは「読解力」だと考えます。
読解力がなければ、国語だけではなく、社会や数学などほかの科目にとっても大きなダメージとなります。何を問われているのか、問題文を理解できなければ、答えることもできないからです。
読解力を身につけるためには、本を読んで、たくさん文章に触れる――これしかありません。私は、学習塾に通うこどもの親御さんから「うちの子は本を読まないのですが、どうしたら読むようになりますか?」と、たびたび相談されるのですが、そう聞いてくるお家に限って、親自身が読んでいない、ということが多々あります。
こどもは親を見て育つので、本を読んでほしかったら、親も本を読み、家の中に常に本があるような環境にすべきです。
「本を読みなさい!」と強制する前に、どんなジャンルでも、漫画でもかまわないので、紙の本を家に置いておき、買い物に出かけたらついでに本屋さんに寄るようにしてみてください。こどもも、最初は本を開くことがなくても、身近に置いてあれば、いつか手にとる瞬間がきっとあるはずです。そこから興味が生まれ、本を読むことが習慣になっていくでしょう。
本を読むようになったら、アウトプットをすると読解力が伸びていきます。いちばん簡単な方法は、本を読んだ感想を語り合うこと。少しハードルは上がりますが、文章を書くと、より効果があります。毎日日記をつけるのもおすすめです。
『10秒間こども瞬読ドリル』は、こどもがやるかどうかわからなくても、そのうちパラパラとめくるときがやってきます。バラバラに並んだ文字から単語を見つけるドリルをやると「語彙力」も上がり、アウトプットを繰り返すことで国語の力もついていきます。
(本記事は、『10秒間こども瞬読ドリル』著者へのインタビュー記事です)