ロシアで収監されていたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者が先週解放されて米国に帰国したことは、任期終了が迫るジョー・バイデン米大統領にとって、苦難続きの自身の外交政策が間違っていなかったことを多少なりとも証明した。バイデン氏とカマラ・ハリス副大統領は1日夜、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地でゲルシコビッチ氏ら米国人3人を出迎え、帰国を祝った。数時間前に3人はロシアと多国間の囚人交換の一環として米国に引き渡されていた。ロシアとの交換交渉は曲折を経ながら数カ月に及び、バイデン氏自身が主導することもあった。交渉で重要な役割を果たしたのは、長年培われてきた友情や同盟関係だった。
歴史的囚人交換、バイデン氏の同盟重視が奏功
WSJのゲルシコビッチ記者らの解放を巡り米ロや欧州の当局者が数カ月にわたり交渉を続けていた
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