ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者が解放されたことを巡り、ブルームバーグ・ニュースが記事を担当した筆頭記者を解雇したことが分かった。記事配信時点では、まだロシアの拘束下にあったにもかかわらず、ゲルシコビッチ氏が解放されたと不正確な内容を報じていた。同社は今回の記事を検証して複数の懲戒処分を決定しており、解雇もその一環となる。ブルームバーグの記事は米東部時間の1日午前7時41分に配信されたが、その時点でゲルシコビッチ氏を含む囚人らはトルコの首都アンカラへ移動中で、ロシアによる拘束が続いていた。記事はその後、報道時点ではまだ囚人らが解放されていなかったことを反映する形で訂正されている。
WSJ記者解放で先走り報道、ブルームバーグが記者解雇
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