今月2日に始まり、週明け5日も続いた世界的な株価急落は、特にハイテク株の極めて高水準の株価を調整する動きの一環だ。しかし今回の株安は、15年間に及ぶ過剰な支出と金融緩和に対して、ついにやって来る報いの始まりかもしれない。その報いがいかに早く訪れ、厳しいものになるかは大きな未知数だ。
株価の急落で最も大きな打撃を受けたのは日本で、日経平均株価は5日に12.4%下落し、1987年10月のブラックマンデー以来の大幅安となった。これは2日の5.8%の下げに続くもので、アジアの他の市場も値下がりした。欧州と米国の株も急落し、ナスダック総合指数は3.4%安となった。