5日の世界的な株価急落は、景気後退リスクと、金融市場でもっと痛ましい事故が起きるリスクの双方を高めている。だが先週、9月の会合で金利を0.25ポイント引き下げるための下準備をした米連邦準備制度理事会(FRB)当局者が、もっと強力な対応を取らざるを得ない状況になるには、恐らく今後数週間でさらに見通しが悪化する必要があるだろう。FRB当局者は9月17~18日までに再び会合を開くことはない。その次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で、広く予想される一連の利下げを開始するにあたり、7月の全般に弱かった雇用統計が新たな警戒すべき傾向を示すならば、引き下げ幅をより大きい0.5ポイント(50ベーシスポイント)にすべきかどうかを議論する可能性がある。