東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう!」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。就職してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン(売却益)を得るなどして、入社4年でFIRE(経済的な自立による早期リタイア)。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だ。その投資法を1問1答のクイズ形式で学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。

【新NISAにも役立つ】堅実に株で儲ける人は、「板」の売り買い数量からなにを判断するか?Photo: Adobe Stock

1問1答<4択>でわかる!
小型株集中投資で1億円

【新NISAにも役立つ】堅実に株で儲ける人は、「板」の売り買い数量からなにを判断するか?

板の売り買い数量から
なにを判断するか?

Q55 次の板についての考え方で間違っているものを1つ選んでください

1 板Aはトータルで見ると売り注文のほうが多く“売り圧力”が強いので、短期的には株価が上がりにくそう
2 板Bは売り注文と買い注文が同程度なので、売り・買いどちらが優勢かは判断しにくい
3 板Bの1590円と1591円にまとまった売り注文が入っている。この指値の売り注文が成立(約定)すれば、目先の売り注文が減るので、短期的には株価は上がりそう
4 板Cはまとまった数の買い注文が多いが、これは機関投資家の注文と考えられる。機関投資家の注文が入っているうちに、売ってしまったほうがよさそう

ヒント 板から現在の需要と供給のバランスを知ることができます。買いたい投資家が多いときは「買い板が厚い」、売りたい投資家が多いときは「売り板が厚い」傾向があります