カマラ・ハリス米副大統領は「青い壁」と呼ばれるミシガン州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州を巡る戦略で賭けに出た。人気の高いペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事ではなく、それほど知名度の高くないミネソタ州のティム・ワルツ知事を大統領選の伴走者に選んだのだ。ワルツ氏がより幅広い層にアピールできるとハリス氏は考えている。ハリス、ワルツ両氏は7日、ウィスコンシン州オークレアとミシガン州デトロイトを遊説し、労働組合の幹部らと並んで支持を訴えた。6日夜にはペンシルベニア州フィラデルフィアを訪れていた。いずれの都市でも聴衆から熱烈な歓迎を受けた。ハリス氏が民主党候補に浮上してから、民主党は支持が再び盛り上がるのを目の当たりにしている。
ハリス氏の危険な賭け ワルツ氏で「青い壁」攻略
民主党の副大統領候補選びで競り勝ったワルツ氏、期待通り白人労働者層に「刺さる」か
有料会員限定
あなたにおすすめ