米国人旅行者の争奪戦で、ミッキーマウスはイタリアやインフレに負けている。米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー、米テーマパーク運営会社シックス・フラッグス・エンターテインメント、テーマパーク「ユニバーサル」の所有会社はいずれも直近決算で、パークの業績不振を報告した。急激な物価高を経て、これまで入場者数を押し上げていた新型コロナウイルス流行後の旅行ブームがしぼみつつある可能性を示唆している。また、パーク以外の場所に興味を持つ旅行者も増えている。ディズニーのヒュー・ジョンストン最高財務責任者(CFO)は7日の決算説明会で、「所得が比較的低い消費者はいくらか圧力を感じている。高所得の消費者は国外へ行くようになっている」と述べた。
米テーマパーク需要に陰り 人気は国外旅行
ディズニー、シックス・フラッグスなどパークが不振、値上げや国外人気で
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