【これなら親を傷つけない】親が自発的に動きたくなる声かけとは

【OK声かけ】
大丈夫。いつまでも待っているからね!

 OKの声かけは「大丈夫。いつまでも待っているからね!」です。この声かけは、「今、目の前の人を待たせている」という事実を確実に伝えながら、親をやさしく包み込む「ポジティブな声かけ」です。

 このような声かけをすると、ひとまず親は安心します。そのあと、「待ってくれるのはありがたいけれど、申し訳ないな」という気持ちになります。「待たせるのはよくない」という気持ちが自然に生まれるというわけですね。

 そして、自発的に「急ごう」という気持ちに変化していきます。本人の意思で「急ぎたくなる」ので「焦り」や「不安」の感情はなく、スムーズな行動を引き出すことができます。

「指示・命令」ではなく「親がみずからそうしたくなる(=自発的な行動変容)」を促す声かけを心がけましょう。