米民主党の大統領候補カマラ・ハリス氏は、北中西部ミネソタ州のティム・ウォルズ知事を副大統領候補に選んだ。ハリス氏はペンシルベニア州の集会でウォルズ氏を紹介し、2人はすぐにウィスコンシン州とミシガン州に向かった。その3週間前、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏もまた、北中西部オハイオ州選出のJD・バンス上院議員を副大統領候補に選んだ。バンス氏はウィスコンシン州で開かれた全国党大会で正式に指名された。2人はすぐにミシガン州で集会を開き、バンス氏は今月7日、ウィスコンシン州とミシガン州で民主党の両候補と同時期に集会を行った。米国の政界とメディアのエリート層は――金融界のエリート層は言うまでもなく――(大統領選の周期である)4年のうち3年は中西部のことを忘れがちだ。最も注目される最先端の経済・技術開発は沿岸部で起きており、人口と経済の急成長は南部で起きている。
【エッセー】米大統領選のカギ、中西部が握る理由
米国の縮図と言えるミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニアの3州で勝敗が決まる可能性も
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