スーツはビジネスパーソンの戦闘服

 ビジネスパーソンにとってスーツは、第一印象を決める大事な戦闘服です。私の場合、スーツのデザインは無地かごく目立たないストライプ、色はネイビーかグレー。清潔感や信頼を与えるには、これがベストだと考えています。

 以前は茶色のベルトや靴を着用することもありましたが、茶色は景気が悪い色というイメージを持つ人がいると知り、今は着用をやめました。

 ネクタイはスーツに合わせた落ち着いたもので、シャツも白か青です。ポケットにチーフを入れることも多いのですが、ネクタイに合わせたシンプルな白などを使い、控えめなアクセントとなるようにコーディネートします。

 スーツ選びではデザインや色も大切ですが、何より重視すべきは自分の体型に合っていて、しっかりプレスしてあることです。私はスーツをオーダーしていますが、必ずしもオーダーにこだわる必要はないと思います。量販店のスーツでもいいので、とにかく体にフィットしているかどうかは、細かくチェックするようにしてください。

 値段はあまり関係ありませんが、安いけれど体に合わないスーツを何着もそろえるよりも、体にフィットしているオーダースーツを2~3着着回すほうが、見た目の印象は格段にアップします。

 ちなみに私は、夏でもスーツとネクタイを着用して過ごしています。オフィスカジュアルが浸透し、夏は半袖のシャツや、なかにはポロシャツやTシャツで営業する人もよく見かけます。

 たしかに30度を超える日が続くと、スーツ姿は大変かもしれません。しかし、お客さまへの信頼に繋がると思えば暑さなど気になりません。不思議なことに、私はどんなに猛暑でも顔から上に汗をかくことはほとんどありません。暑さも気合いで吹き飛ばし、涼しい顔でスーツを着る。そんな心意気が、営業の結果にも繋がっている気がします。

割れた画面のスマホでいい仕事はできない

 よい仕事をするためには、デジタルツールはできるだけ最新スペックにこだわる。それはビジネスにおいて必要なことだと思っています。

 私は仕事の必需品であるスマートフォンは、最新の機種を2年ごとに買い替えています。物件の写真を撮ることもあるのでカメラはできるだけ高性能のものがいいですし、充電の心配も少ない。お客さまとのコミュニケーションをするのにも最新機種のほうが何かと安心で使い勝手もいいからです。

 機種が新しい、古いに関係なく、それだけはやめるべきだと思うのが、画面が割れたままのスマートフォンを使うことです。1日に何百回も見るスマートフォンの画面が割れていると単純に見にくいですし、使うたびに気持ちもどんよりしそうです。