米大統領選に無所属で出馬しているロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が選挙戦から撤退する見通しとなり、ドナルド・トランプ前大統領に有利に働く可能性がある。トランプ氏にとってはごくわずかな追い風となるものの、カマラ・ハリス副大統領との僅差の争いにおいては大きな弾みとなることも考えられる。事情に詳しい関係者らによれば、ケネディ陣営は資金も支持率も低迷していることから、選挙戦から撤退してトランプ氏を支持することを検討。トランプ陣営もケネディ氏からの支持を求めている。ケネディ氏は23日にはトランプ氏の集会会場近くでイベントへの出席を予定している。トランプ氏は22日、記者団に対し、ケネディ氏とは最近話していないものの、支持を得られれば「とても光栄なことだ」と述べた。また23日に行われるアリゾナ州の集会で一緒に登場する可能性について尋ねられたトランプ氏は、「今のところ、予定はない」とした。