「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

認知症がはやまる!? 親に言ってはいけないNGワード3選Photo: Adobe Stock

つい言ってしまう言葉に要注意!

 高齢化社会が進む今、認知症は避けて通れない社会問題となっています。高齢になると、身体面の健康だけでなく、精神面の健康も要注意です。

 膝や腰が痛くなるなど、身体機能が低下することで情けなさを感じたり、仕事を退職し、社会における役割がなくなることで、自分自身の価値を見出しにくくなり、自尊心が傷つきやすい状態と言えます。 そんなときに子どもや孫との関わりがとても重要。私たちの声かけひとつで、親の精神面にいい影響を及ぼすことも、悪影響を及ぼすこともできるのです。すでに認知症症状のある人に、自尊心を傷つけるような言葉を投げかけると、症状が悪化するとも言われています。つまり、自尊心を傷つけるようワードは、NGなのです。

 もしかしたらあなたが言っているかもしれない「親に言ってはいけないNGワード」と、その理由についてご説明します。

1. 「その話、前も聞いたよ」

「また同じ話してるよ!」――つい、親に言ってしまう言葉ですよね。まず高齢になると、印象に残ったことを繰り返し話してしまうことは、よくあります。「その話、前も聞いた」「何回、同じ話するの」と、つい言ってしまいがちなワードですが、言われた側は気持ちのいい言葉ではありません。傷ついた場合は、話しづらくなってしまいます。話をさえぎらず、まずは最後まで聞くこと。そのうえで、すでに聞いたことがあると伝える場合は、優しく伝えるようにしましょう。

2. 「もういいよ、自分でやるから」

 自分がやったほうが早いと感じたら、無意識に言ってしまいますよね。ですが、「もういいよ、自分でやるから」と言われてしまうと、自分は役に立たない存在だと感じてしまいます。「ありがとう、自分でやってみるよ」と、少し言い方を変えると、言われた側の気持ちも大きく変わります。同じことを伝えるにしても、自尊心を傷つけない言い方を工夫しましょう。

3. 「もう歳だから仕方ないね」

 私たち自身も、つい言ってしまう言葉かもしれません。ただ、年齢を理由にして、仕方ないと思わせる言葉を言われると、親にとって非常に傷つく場合があります。「歳だから……」と、どんどん諦めてしまうと、活動しようとする気持ちが低下し、認知症予防にもっともよくない、活動が減って脳を使わない状態にも繋がりやすいのです。「こうしたらいいんじゃない?」「今はこういう便利なものもあるよ」など、年齢を前向きに受け入れられるような関わりを意識しましょう。

 親とのコミュニケーションにおいて、言葉の選び方はとても重要です。親の気持ちに寄り添った言葉を使うと、精神的健康を保つことができ、認知症予防にもつながります。否定的な言葉を避け、安心感や自尊心を支えるような言葉をかけるように心がけましょう。

「1分間瞬読ドリル」は、認知症予防にもオススメ。家族で一緒に取り組むことができるので、親子で、3世代で楽しみながら、脳を活性化させることができます。「1分間瞬読ドリル」で、脳の健康を保ちましょう!

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。