英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTube「タロサックの海外生活ダイアリーTAROSAC」でさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!
「バカ★ペラ」基礎のインプット
Anyone can be fluent in English.
偏差値38からネイティブスピーカー並みに英語が話せるようになった私、タロサック流 英会話上達の“鉄板メソッド”を紹介していきましょう。
重要なのはこれ!
★インプットと並行したアウトプット
Output parallel to input.
まずは、基礎となるインプットから説明しましょう。ここでいうインプットとは、おもに英単語と英文法の学習のことです。
中学・高校で6年間、英語を学んできた人であれば、ある程度の英単語や英文法は知っているはず。ボクは日常会話に必要な英単語は、1200語から1400語で十分と考えています。
なぜなら、ネイティブスピーカーの日常会話の85%は、およそ1000の単語で成り立っているといわれるからです。
すでに知っている単語で会話をする
覚える単語を増やすより、知っている単語を使って会話をすることのほうが、よほど英会話力を高めるためには役立ちます。日常の英会話に必要な単語を確実に身につけ、しっかりとした基礎固めをしていきましょう。
ただ、いくら中学レベルの単語数で十分とはいえ、誰もが中学時代に学んだ英単語を覚えているとは限りません。
一度、いまの自分がどのレベルにあるか、英単語の参考書を使って確認するといいでしょう。そこで、英会話のレベル別に、オススメの参考書を紹介します。今回は初級編です。
●【初級編】
for elementary level
『わんわんの芋づる式図解英単語』(ソーテック社)
英語からしばらく遠ざかっていたけれど、やり直したい。もしくは、英語に苦手意識があって、単語をあまり覚えていない。そんな人にオススメなのが、視覚的に英語を理解しやすいこの本です。
使用頻度の高い単語のパーツについて説明し、こういう意味があるから、こんな単語に組み立てられているというのをイラスト入りで説明しています。
語源を知って
単語を脳に定着させる
たとえば「port(運ぶ)」であれば、「sup」がくっついて「support(下から運ぶ=支える)」になる。「im」と組み合わせて「import(中に運ぶ=輸入する)」など、「port(運ぶ)」に関連して覚えておくべき単語が紹介されているので、単語の暗記が苦手な人でもとっつきやすいはずです。
日本人は、漢字の1つひとつの意味を知っているので、文字を見ればどういう意味か、なんとなくイメージできますよね。同じように英単語にも語源があり、それを知ることではじめて見たり聞いたりする単語でも、なんとなく意味が想像できるケースが少なくないのです。
※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。