米大統領候補のカマラ・ハリス副大統領が過去数週間に行った一連の政策発表の中で、あるフレーズが繰り返し出てきた。ハリス氏は22日夜に行った民主党大統領候補指名の受諾演説で、「われわれは、私が機会の経済(オポチュニティーエコノミー)と呼ぶものを実現する」と表明し、「誰もが競争し成功するチャンスを得られる機会の経済だ」と述べた。ハリス氏にとって「機会の経済」は、子を持つ親や住宅購入者への支援拡充から価格つり上げの禁止に至るまで、自身の政策すべてをカバーする柔軟性のある傘の役割を果たす。同時に、このフレーズは共和党が長年にわたり好んで使ってきた言葉を取り入れたものでもある。「その言葉を聞くすべての人にとって、意味するものは異なると思う」。民主党大会に出席したノースダコタ州代議員で、農村問題を重視するカイリー・オーバーセン氏は、機会の経済についてこう語った。