年収400万円未満の人と1500万円の人
同様な幸福感が得られる?
ブロードマインド社が実施した「幸福度とファイナンシャル・ウェルビーイングの相関に関する調査(全国の全国の25~70歳の男女1998人対象)」によると、監修者である前野隆司氏が「幸せの因子」として掲げる「やってみよう」因子/「ありがとう」因子/「なんとかなる」因子/「ありのままに」因子の4つを基に「幸福度」を調査した結果、FWBが低い人は62.9ポイントであるのに対し、FWBが高い人は68.5ポイントで、幸福度が5ポイント以上高いことが分かりました。
さらに年収400万円未満でFWBがが高い人と、年収1000万~1500万円でFWBが低い人を比べると、同等の幸福度であることが明らかとなりました。つまり、年収に関係なく、ファイナンシャル・ウェルビーイングを高めることで幸福感は得られるということです。
個々人の幸福は単にお金の額だけでは決まらず、お金の価値を自分なりにどう捉えているかによって違いが出るという結果になりました。ファイナンシャル・ウェルビーイング実現に向けた取り組みは、今後ますます重要になっていくでしょう。自分にとってのお金の価値を、ぜひ皆さんも考えてみてください。
(インテグレート代表取締役CEO 藤田康人)