お金の知識を
日常で「活用」するには

 将来のために節約して貯蓄を増やしても、そのことに対して不満を感じていては、幸福度は下がってしまいます。また、漠然とお金に対する不安を抱えながら生活していても、いつまでも不安は解消されずウェルビーイングな状態になりません。

 だからこそ、お金に関して、日常生活に活用していける知識とスキルを身に付ける金融リテラシーの向上が望まれているのです。

 今や、ファイナンシャル・ウェルビーイングの向上は企業にとっても取り組むべき重要な課題です。従業員のFWBを実現することで生産性向上を目指すもので、金融機関やコンサルティング会社など各社からさまざまなサービスが展開されています。

 中でも早くから具体的な実装に取り組み、日清食品ホールディングス、セブン‐イレブン・ジャパン、SCSKをはじめとする多くの企業に採用されているサービスが、ブロードマインド社の「ブロっこり」です。

 動画コンテンツを中心としたラーニングプラットフォームを提供し、その中でファイナンシャルコーチと呼ばれるブロードマインド社のFPがチャットで個別にコミュニケーションをとることができるサービスです。

 このFPのサポートは「ブロっこり」の大きな特長の一つです。経済的な自信を持ち、ウェルビーイングな状態になるには、投資などの知識を身に付けるだけでは不十分であり、自分の将来に思いを巡らせながら、必要なお金を把握し、人生のゴールに向けて必要な金融知識の習得と日常的な収支管理を行うことも重要であるという観点から、習慣化、将来設計までトータルに支援するというものです。

 ファイナンシャル・ウェルビーイングの実現に向けては、保有している資産を増やすための投資スキルやリスク管理などの金融リテラシーと収入と支出のバランスを取り、無理なく貯蓄を続ける収支管理、「教育資金」「住宅資金」「老後資金」などに備えたライフプランニングが必要だといわれています。