「自己肯定感があがった」「積極的になった!」「もじもじしなくなった」「楽しそうに問題を解いている」「宿題をやらない子が集中している姿にびっくり」「大人にも脳トレで使える!」――ゆっくりやれば答えられる問題を、最短1秒でパッ! パッ! と答えていく「1分間瞬読ドリル」シリーズ。ついに第三弾! 右脳でイメージしたものを左脳で言語化、これを瞬時にやるのが「瞬読」の特徴。正しい答えを導くのがゴールではなく、答えが1つとは限らないのも特筆すべき点。パッと見てすぐ答えることで、「記憶力」「集中力」「発想力」が磨かれます!
従来のシリーズの「1分」から「10秒」に短縮したことで、離脱することなく、達成感を持続。イラストもふんだんに盛り込んで楽しさ10倍増。間違っても楽しい!笑いが止まらない魔法のドリル『10秒間こども瞬読ドリル』――大人になってから必要なスキルが一気に身につきます!(取材・文/狩野南 構成/ダイヤモンド社・武井康一郎)

限られた時間の中で答えを出そうとするから脳は高速回転で働く

 さっそく最初のドリルにチャレンジしてみましょう。下の例題を見てください。

「子ども向けなのに大人が大苦戦!?」からわかる脳力の衰え。【1日10秒】バラバラに並んである文字を瞬時に言葉にできると、なぜこどもの脳力が上がるのか?本文より抜粋

 囲みの中に、「の」「こ」「き」、ひらがなが3つ、入っています。このバラバラになっている文字の順番を並べ替えてみると、「きのこ」。そう、よく知っている食べ物の名前になりますね。

 このように、バラバラになっている文字を並べ替えて、正しい言葉にしていきます。1問につき1秒で答えを出してみてください。お子さん自身が頭の中で「1、2……」と数えながらやってもいいですし、大人が横で数えてあげてもいいでしょう。このドリルは、瞬読のメソッドの中でも最もベーシックなもの。最初にこの文字の並べ替えを瞬時にやることをマスターすると、判断力が養われ、集中力も自然と高まっていきます

 また、このドリルは、1回だけでなく、何回かやることで力がつくようにつくられています。1回目は、まず並べ替えをやってみましょう。文字を1つずつ「読む」のではなく、全体をパッと「見る」のがコツです。できなくても、間違えてもいいので、「たぶんこうなんじゃないかな?」と思ったことを迷わずに声に出すのが大切です。限られた時間の中で答えを出そうとすると、脳は高速回転で働き、それが最大の「脳トレ」になるからです。

 2回目は、頭の中で「絵」を思い浮かべてください。きのこだったら、しいたけ、しめじなど、パッと思いつくきのこの絵です。3回目は、きのこの絵だけではなく、「家族できのこの入ったお鍋を食べている」「山にきのこ狩りに行った」など、きのこが出てくる場面を映像としてイメージします。「こんな場面があるよ」と教えてあげると、こどももイメージしやすくなるでしょう。絵や映像を思い浮かべることで、発想する力がさらに身につきます。

(本記事は、『10秒間こども瞬読ドリル』から抜粋、一部編集した記事です)