カマラ・ハリス米副大統領は、昨年12月に合意された日本製鉄の米USスチール買収について反対を表明した。同氏は2日のレーバーデーの祝日に合わせて、ジョー・バイデン大統領と共にペンシルベニア州ピッツバーグを訪問し、労働組合の組合員とその家族のために現政権が成し遂げたことを訴えた。ハリス氏は選挙集会で、USスチールは引き続き国内で所有・操業されるべきだと述べ、バイデン氏と同じ立場を表明した。バイデン氏は3月、明言はしなかったものの日本製鉄による141億ドル(約2兆円)規模の買収への反対を示唆していた。また共和党大統領候補のドナルド・トランプ前大統領も、自身が再選した場合は買収を阻止すると述べている。共和党の副大統領候補のJD・バンス上院議員(共和、オハイオ州)を含む複数の議員もこれまで、買収に反対すると明らかにしている。
ハリス氏、日本製鉄のUSスチール買収に反対表明
USスチールは引き続き国内で所有・操業されるべきと発言
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