文系就活の頂点に立つ「一橋大」

 学生はガリ勉派と無気力派の二極化が進んでいる。「無気力な学生が学歴だけで社会で重用されるかと思うと悲しくなる」(法学部生)「優秀でまじめな学生が多いと言われているが、チャラチャラ遊んでいる人が想像していたより多かった」(経済学部生)「志が高い人は積極的に留学やインターンシップに行っている」(社会学部生)などの声も。

 一橋は文系学生の就職では無双。「有名企業への就職率が高い大学ランキング」といった調査では、いつもトップか上位をキープ。「学内説明会に300社が来てくれる。合同説明会に行く必要がない」「本気で頑張ってる人には、東大生と変わらない評価をくれる企業も多い」という学生の声も。商社や金融に強く、中でも大手に就職する卒業生の数が圧倒的に多い。

 企業側の評価も文句なし。「要領がよく、何でもソツなくこなし、協調性もあり……」と日本的企業の体質にぴったり。学生時代からすでにサラリーマン体質なので、どんな会社に行っても即戦力で通用する。

 ちなみに、一橋大にはいくつかの基礎用語があり、いくつか紹介する。

 チョンボ…楽勝講義
 ドチョン…もっと楽
 ドシビ…超厳しい
 イッキョウ…一橋の音読み
 バシ男・バシ女…以前はダサい人を指していたが、いまでは一橋生全員を指す言葉