米で広がる給与水準引き下げ、企業がコスト削減Illustration: WSJ, iStock (3)

 米国で従業員の給与水準を見直そうとする動きが静かに進行している。企業の間では人材獲得のために大盤振る舞いする時期は終わったとの認識が広がる。

 求人サイトのジップリクルーターに掲載された求人情報の分析によると、昨年は「ホワイトカラー」に該当する業種の多くで新規採用の給与水準が低下し、最近では建設や製造、食品といった「ブルーカラー」に該当する業種でも新規採用の給与水準が下がる傾向が浮かび上がる。