アップル、エヌビディア、マイクロソフトの3社は、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIに対する出資を協議している。ちょうど時を同じくして、急成長するAI市場で同社がこれまでにない厳しい競争に直面しそうなことが分かってきた。新たな競争の多くは、オープンAIのサービスに食い込む可能性があるスタートアップ企業が仕掛けている。サービスの利用料を安くし、特定のタスクに絞ってより高い能力を発揮することを目指す。巨大ハイテク企業の少なくとも1社は、AIスタートアップの一群に将来性を見いだしている。フェイスブックを傘下に持つメタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、自社をこうした小さな企業の擁護者と位置づけ、メタの最先端AI言語モデル「Llama(ラマ)」を外部の開発者に無料開放している。グーグルも同じくオープンソースのAIを公開したが、能力はメタのものほど高くない。
オープンAIに押し寄せるオープンソースの脅威
利用しやすいAIシステムが急増し、チャットGPTの開発会社に挑みかかる
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