サム・ラレビーさん(25)は米ノースカロライナ州ローリーのコールセンターで働き、何とか生計を立てていたが、家賃が800ドル(約11万7000円)から1000ドルに跳ね上がった。そのため、コメディークラブで照明・音響を担当する副業を始めた。米国では新型コロナウイルス収束後の経済環境で家計をやりくりするために、複数の仕事を必要とする人が増えている。ラレビーさんは午前8時から午後5時まで在宅で本業の仕事を行う。週に数日は夕方になると、食品スーパー「トレーダー・ジョーズ」で購入した冷凍食品を電子レンジで温め、全身黒の服装に着替えてから、午後6時から午後11時半までの副業の職場へと2キロ弱の距離を歩く。大半の週末は仕事をしている。
仕事をかけ持ちする米国人が増加、生活苦しく
家賃や保険などのコスト上昇響く
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