どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の共通点」についてお伝えする。(取材・構成=ダイヤモンド社・榛村光哲)
タバコを吸う人が出世する理由
あなたの職場にタバコを吸う人はいるでしょうか。
特にJTCの営業現場では多くの人がいまだにタバコを吸っています。僕の勤めるメガバンクにも多くの喫煙者がいます。食後の昼寝は悪ですが、食後の一服は善であるのがメガバンクでの暗黙のルールです。
JTCにおいて「タバコを吸う」という行為は、出世に近づく方法の一つです。現実として、「その時間を仕事に費やすよりも良い」というケースさえあります。
今回は、なぜタバコを吸う人が出世するのかを解説します。
そのカギとなるのは、「喫煙所で何が起きているのか」を知ることです。これを知るとタバコを吸うことがなぜ重要なのかが少しずつわかってきます。