どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「教養のための読書が非効率な理由」について書き下ろしのインタビュー原稿でお伝えする。

「教養のために読書する人」が出世しない納得の理由Photo: Adobe Stock

「教養のための読書」はコスパが悪い

あなたはここ1年でどれくらいの本を読みましたか。僕はたくさんの経営者の方々と話をしてきましたが、年間で50冊~100冊くらいの本を読んでいる人が多く、社内でも偉くなればなるほど本を読んでいる人が多いなと感じます。

世の中では、「教養のためにたくさん本を読むべき」みたいな話をよく聞きますが、僕はそのように本を読むことはお勧めしていませんし、とてもコスパが悪いと考えています。

逆に、教養のための読書をしなくなると、読書のコスパを高め、出世の確率を上げることができます。今日はその理由をお伝えしていきます。