米アップルが今週発表する見通しの新型iPhone(アイフォーン)は、同社にとってかつてないほどの重要性を持つだろう。少なくとも1年前の新型モデル以来最も重要であり、来年いかなる製品が登場しようとそれまで最も重要なものだ。それが、事業の半分以上を単一製品シリーズに依存しながら、時価総額3兆ドル(約427兆円)を超える企業の現実だ。アップルはここ数年、そうした依存を減らす価値ある取り組みを行ってきた。さまざまなサービスや、腕時計型端末のアップルウォッチ、ワイヤレスイヤホンのエアポッズはそれぞれ一定の効果があった。だが、今や平均価格が1台1000ドル近いスマートフォンを低調な年でも2億台以上売る主力事業が、非常に大きな影を落としている。
アップルのAI搭載iPhone、軌道に乗るのはまだ先
ウォール街はiPhone販売台数の伸びが今後2年間は緩やかだと予想
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