米実業家イーロン・マスク氏の人工知能(AI)スタートアップのxAIは、電気自動車(EV)大手テスラに技術やリソースへのアクセスを提供するのと引き換えに、同社の一部収益を得る取引について協議している。マスク氏が率いる各企業の結びつきがさらに深化している新たな一例となる。事情に詳しい関係者らによれば、今回の案は、テスラが自社の運転支援ソフトウエア「フルセルフドライビング(FSD)」の機能強化につなげるため、ライセンス契約に基づいてxAIのAIモデルを使用するものだと、投資家は説明を受けている。また、これに基づく一部収益はxAIに分配されるという。関係者らはまた、アップルの「Siri(シリ)」のようなEV向け音声アシスタントなどの機能についても、xAIがテスラの開発を支援することになるとした。