グミが日本で本格的に流通し始めたのは、今の30・40代が子どもだった頃の1980年代からとされている。昔からグミになじみのある年代が、種類が豊富になり進化したグミを楽しんでいるのではないだろうか。
特に伸びが大きかった30・40代の男性では、炭酸系の味で、食感に弾力のあるハードグミの購入が増加していた。30・40代の男性は炭酸飲料の購入が多い層だ。すっきりとした好きな味で、ガムの代わりにかんで眠気覚ましや気分転換などにもなることから人気となったものと推察される。
若者に人気と思われがちなグミブームをけん引していたのは、意外にも30・40代の男性だった。そうした意外性があるからこそ、見落としがちだった層の需要を捉え、市場の拡大につながったのかもしれない。