今夏の米雇用軟化受け、FRBは利下げ開始へPhoto:Bloomberg/gettyimages

 今夏(6月と7月)の米国の雇用の伸びは、当初発表された水準から下方修正されたが、8月にはこの水準から持ち直した。米連邦準備制度理事会(FRB)はこれを受けて、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)から連続的な利下げを開始する見通しだ。

 米労働省が6日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月比14万2000人増加した。この増加幅は7月を上回った。7月の統計は景気減速の懸念を引き起こし、世界の金融市場を動揺させていた。8月の失業率は4.2%と前月から改善した。