どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「出世しない人の共通点」についてお伝えする。

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出世する人・しない人の分かれ目

さて、早速ですが質問です。

・あなたと同僚たちにとある課題が出されました。提出締切は1ヶ月後で、提出が早ければ早いほど会社からの評価が高くなります。
・ここでラッキーなことに、今回の課題はあなたの得意分野だったため、最初の1週間で課題を終わらせることができました

さて、どうしますか。今すぐ課題を提出すれば、同僚たちの中で一番高い評価を得ることはできます。ですが、新たな仕事という名の課題も降ってきてしまいます。

ここでどうするかが、「出世しない人」と「出世する人」の分かれ目です。皆さんならどうするか、ぜひ時間を取って考えてみてください。