「やればできる!」と思考が変わる話題のベストセラーが日本に上陸。31歳、一度は人生をあきらめた著者が再起できたのは、古今東西の成功者たちが持つ「6つのマインド」にあった。3000冊を超える本を読み、抽出された「プラス思考」「決断力」「切実さ」「愚直さ」「謙虚さ」「根気」を武器に、一度しかない人生、「なりたい自分」になる夢を行動に変える方法を1冊に凝縮。新刊『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から「やればできる」と信じられるノウハウを紹介する。

書いた人の94%が幸福レベルが向上した方法とは?Photo: Adobe Stock

毎晩、3つのことに感謝する

 いま持っているものに感謝しましょう。あなたの今日は、昨日死んだ人があれほど待ち望んでいた明日であることを、忘れないようにしましょう。金曜日や感謝祭のような特別な日ではなく、毎晩、その日に感謝すべきことを探してみましょう。

 心理学者のセリグマンが開発した「3つのよいこと」という幸福増進プログラムがあります。一定期間、毎日3つのよいことを日記に書くのです。セリグマンによれば、15日間にわたって3つのよいことを日記に書いた人の94%で、幸福レベルが有意に向上したそうです。このプログラムだけで深刻なうつ病が改善した人もいました。

 いま持っているものに感謝すれば、謙虚になるだけでなく、幸福レベルも上がるというのですから、感謝しない理由がありません。今晩から感謝すべきことを3つ考えて、深い感謝を捧げましょう。

(本記事は、『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から抜粋、一部編集したものです)