「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

3人に1人が認知症の危機!? 今すぐ始めたい脳にいい3つの習慣Photo: Adobe Stock

複合的に組み合わせたプログラムが必要!

 団塊ジュニアの世代が65歳以上になる2040年。高齢になり気になるのは、認知症と、認知症の前段階と言われる、軽度認知障害。2040年には、高齢者の3人に1人が、認知症を発症していたり、軽度認知障害があったり、認知機能が低下しているというデータが発表されています。認知症リスクがますます身近なものになり、予防の重要性が高まっています(*1)。

 認知症予防といえば、「規則正しい食事」「食事」「運動」「脳トレ」などが、思いつく方が多いのではないでしょうか。しかし、これらはどれか一つだけを頑張るのではなく、複合的に取り組むことが大切です。「運動」や「脳トレ」などを複合的に組み合わせたプログラムを続けることで、高齢者の認知機能が向上することが、神戸大学と神戸学院大学の研究グループより発表されました。

 認知症の発症を抑えるためには、症状が出る前に、脳トレで脳を刺激し、運動で血流を促し、食事で栄養を補うことが不可欠です。それぞれが独立しているわけではなく、互いに補完し合って脳の健康を支えているのです。さらに、近年の研究では、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)向けのプログラムが、若い年齢層でより効果的であることが示されています。つまり、若いうちから、認知症予防に取り組むことが、将来の認知症リスクを大幅に低下させるのです。

1.脳を刺激して鍛える

 脳を鍛えることはもちろん、認知症予防の基本の一つです。読書やパズル、脳トレなどで脳を刺激することは、脳のシナプスを強化し、認知機能の低下を防ぐのに役立ちます。しかし、これだけでは不十分です。

 脳トレを頑張っていても、運動や栄養面が不足していると、脳への血流が悪化したり、脳に必要な栄養素が届かなくなったりします。つまり、脳トレだけでなく、運動や食事も一緒に行うことで、その効果が最大限に発揮されます。

2.運動して脳にいい影響を与える

 運動が脳にいい影響を与えることは、多くの研究で明らかにされています。有酸素運動は、脳への血流を増やし、記憶力や判断力を維持するのに役立ちます。また、運動はストレスを軽減し、気分を安定させる効果もあります。

3.食事で脳の健康を支える

 脳の健康を支えるもう一つの重要な柱が、食事です。栄養バランスの取れた食事は、脳の機能維持に不可欠であり、特にビタミンB群やオメガ3脂肪酸、抗酸化物質が豊富な食品は、認知症予防に効果的です。食事が偏っていると、脳に必要な栄養が不足し、神経細胞の働きが低下することがあります。

 特に、日本の食生活は塩分が多く、野菜や果物の摂取量が不足しがちです。栄養バランスを意識して、魚やナッツ類、葉物野菜を多く取り入れることが、脳の健康を保つために重要です。

 認知症予防には「脳トレ」「運動」「規則正しい食事」のすべてが必要です。一つに偏らず、バランスよくこれらを取り入れることが、脳の健康を維持し、認知症のリスクを低下させる鍵となります。

 特に、若い時期からこれらの習慣を始めることが、認知症を遠ざける最も効果的な方法ですが、仕事や子育てに忙しい方は、まずは1分で始めることができる『1分間瞬読ドリル』で、脳活を始めてみましょう。夫婦で、友だちと、一緒にゲーム感覚で取り組むことができるのが特徴です。毎日たった1分で、記憶力、判断力、思考力、発想力、読解力、集中力を鍛えることができます。ゲーム感覚で、脳活してくださいね。

*1 【解説】2040年には高齢者の3人に1人が認知症に?認知症への分かれ道「MCI・軽度認知障害」の対策とは?
*2 運動+脳トレなどで高齢者の認知機能向上を確認 神戸大など
*3 運動、脳トレ こつこつ 軽度認知障害を改善 日本で開発 予防プログラム

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。