誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
こんなことしたら
馬鹿にされるかも……
今日は「馬鹿にされてもいい」というテーマについてお話ししたいと思います。
自分がやってみたいことがあるとき、それを人に話して馬鹿にされるかもしれないと思ったり、実際に馬鹿にされたりことがあるかもしれません。
しかし、やってみたいならやってみるべきなのです。もちろん、人に迷惑をかけることや違法なことは避けるべきですが、それ以外なら問題ないでしょう。
どう思われようが
それがアナタのやりたいこと
たとえば、モデルに応募してみたい、ファッション企画に参加してみたいなど、何かやってみたいけれど、これを言い出すと自己顕示欲が強いとか、承認欲求が高いとか、ミーハーだと言われそうで、一歩踏み出せないことがあるでしょう。
たしかに、それが自己承認欲求からくるものかもしれませんし、ミーハーな行動かもしれません。でも、それはアナタのやりたいことなのです。
恥ずかしがる必要はありませんし、実際にやってみないと、それが本当に愚かなことなのかどうかわかりません。仮に愚かなことでもいいのです。
馬鹿げて見えることが
革新を生む
世の中の大きな変化や革新的なアイデアは、最初は人に馬鹿にされるようなことから生まれることが多いです。
当時は「なんでそんなことをしているの?」と思われても、それが大きなブームを巻き起こしたり、人々の価値観や生活を変えるようなものに発展することがあります。
つまり、それまでの常識からすると馬鹿げて見えることのなかに、誰もまだ気づいていない重要なものや新しい可能性が眠っているかもしれません。
やってみなければわからない
そう考えると、人から馬鹿にされそうなことこそ、逆にやってみる価値があるとさえ言えるでしょう。
もし本当に恥ずかしければ、誰にも言わずにこっそりやってみればいいのです。大切なのは、自分のやりたいことに挑戦することです。
やってみなければわからないこともあるのですから、アナタもやりたいことがあるのなら、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてください。人生は有限なのですから。