「イヤイヤやっていること」は
手放してもいいかもしれない
そのあと、もうひとつ思いを巡らせてみてほしいことがあります。それは、「このなかで、ワクワクしないでイヤイヤやっていること、ないかな」です。それも、手放しちゃってもいいかもしれない候補になります。
なぜかっていうと、イヤイヤやっていることって、ものすごく生産性が低い可能性が高いのです。
ちょっと思い出してみてください。学生のとき、「いやだなあ、やりたくないなあ」と思いながら勉強してたとき、きっとあるんじゃないですかね(わたしだけですかね?)。
私の経験上、こんなときは確実に集中できていません。全然身が入らなくて、他の事ばっかり考えちゃって、気づいたら机には座ってるんだけど、なにもせずに1時間たった…みたいなことが起きます。こんな無駄な時間の過ごし方、もったいないですよね。
大人になったって、私たち人間の性質ってそんなに変わらないので、やりたくもないし、意義もたいして感じていないことに、私達は高いモチベーションを持って取り組むことは、なかなか難しいのです。やはり私たちは、「これは意義がある!」「これはとてもやりたいことなのである!」という状態、目がキラキラしてる状態のときに、最も高いパフォーマンスを発揮します。
こんなふうに、まずは「手放すものの候補」を見つけたら、じゃあそれを手放すには何をすべきかを戦略的に、より柔軟な想像力で考えてみると、意外と新しい道が見えてくるかも。