「えっ、これだけ…?」転職で“想定外の年収ダウン”を防ぐ「手取り年収」の見極め方Photo:Diamond(近影は著者提供)

「せっかく転職するのであれば、より待遇が良い会社に行きたい」そう思う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は【転職で“想定外の年収ダウン”を防ぐ「手取り年収」の見極め方】をお伝えします。(お金の専門家 横川 楓)

転職先の年収は
額面だけでなく手取りもチェック

 転職の際に一番気になるのが、「今の会社より条件がいいかどうか」。お給料や待遇など、せっかく環境を変えるならよりいい会社に行きたいという方がほとんどではないでしょうか。

 今回は転職の際に気になる手取りの調べ方や、福利厚生についてなど事前にチェックしておきたいポイントについてお話ししていきます。

 毎月もらえるお給料ですが、受け取り方にもパターンがあります。一般的なのが月給制と年俸制です。

 月給制は月単位でお給料のベースが決まっており、残業代やその他手当はそれに上乗せされる形で支給され、毎月のお給料にも変動があり、ボーナスなども別途支給される形が一般的です。

 一方で年俸制は、会社によってはボーナスも込みで1年分の年収を12カ月で割った金額が毎月支給される形となります。年俸制は1年分のお給料が決まっている分、年間のお金のやりくりの見通しが立てやすいというメリットもあります。