【21】ワンレッグ・ダンベルデッドリフトの効果的なやり方|ハムストリングス、殿筋、体幹など

鍛えられる筋肉の部位:ハムストリングス、殿筋、足首、体幹 

望ましいやり方:両手にダンベルを持ち、太腿(ふともも)の前あたりに構えます。手のひらは内側を向いています。

左右どちらか片脚を、ゆっくりまっすぐ後方へと上げていきます。軸足となるもう一方は膝を少し曲げ、そのまま上半身を低く折り曲げます。

ダンベルが床に着くくらいまで体勢を下げたら、ひと呼吸。そして、もとの直立姿勢へと戻ります。
 
注意点・アドバイス:足首、膝、腰、脊椎の連携と、完全なる調和が必要となるため、なかなか苛酷なのがこのユニラレラル(片側のみの)な高難易度のデッドリフトです。

後方に引き上げた脚側の臀部が、脚を戻す際に余計な動きをしてしまわないよう注意しましょう。スタートポジションの直立姿勢に戻った際にも、気を抜いて姿勢を崩しまうことのないよう、体幹を意識してください。

【22】シングルダンベル・ショルダーレイズの効果的なやり方|三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋など

鍛えられる筋肉の部位:三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋、胸上部 

望ましいやり方:ダンベルの片側に左右どちらか片手で持ち、両足の間にぶら下げるます。そのままダンベルを頭上へと持ち上げ、また下ろします。繰り返しましょう。 
 
目的・アドバイス:エクササイズの名が示す通り、ショルダーレイズをすることで屈強な肩へと導いてくれるはず。そればかりでなく、胸の上部を鍛えることも期待できます。

【23】ダンベルカーフレイズの効果的なやり方|ふくらはぎ、握力

鍛えられる筋肉の部位:ふくらはぎ、握力 

望ましいやり方:両手にそれぞれダンベルを持ち、直立します。

ウエイト用のプレートなど若干高さのある台の端に立ち、はみ出した踵(かかと)は床に触れた状態です。真っ直ぐ前方に向いた爪先で身体を支え、ふくらはぎに力を込めて、踵を宙に浮かせます。そしてゆっくり、またもとのポジションに戻ります。

目的・アドバイスレッグデー(脚を鍛える日)に欠かすことのできないのが、このカーフレイズです。たくましいふくらはぎを目指しながら、足首の安定性を高め可動域の拡張を目指してください。

【24】ホロウボディ・スカルクラッシャーの効果的なやり方|上腕三頭筋、体幹、腹筋

鍛えられる筋肉の部位:上腕三頭筋、体幹、腹筋 

望ましいやり方:床に仰向けになり、両足をまっすぐ伸ばします。両手にダンベルを持ち、肩から垂直にその両腕を伸ばします。

腹筋を引き締め、腰を床に押し付けるようにして、両脚を地面から数センチほど浮かせます。

肩甲骨も床に触れない程度に浮かせましょう。両腕の向きはそのまま、肘のみを曲げて上腕を後方へと傾けていきます。

ウエイトが肩に触れるあたりまで降ろしますが、全身はスタートポジションの姿勢のまま、引き締めておきます。曲げた肘だけを戻し、ダンベルを真っ直ぐ上に構えます。 

注意点・アドバイス:「スカルクラッシャーを行なう際、背骨を丸めてしまう人をよく目にします」と、サミュエルは注意を促します。

「ホロウボディの姿勢では、そのように背中が丸まってしまうのを避けることが可能なのです」、とサミュエルは言います。なぜなら、腹筋にずっと力を込めておくべきなので、「肋骨を緩める余裕はないに等しい」と言えるからです。

【25】ローテーショナルディクライン・ウエイトシットアップの効果的なやり方|体幹、腹筋

鍛えられる筋肉の部位:体幹、腹筋 

望ましいやり方:両手に軽めのダンベルを持ち、デクラインベンチ(=頭が身体より下になった状態になるトレーニングベンチ。「インクライン」の逆)に座ります。

床とほぼ平行になるまで、上体を下ろしていきましょう。両手のダンベルは胸の真上です。

両腕は、できる限りまっすぐ伸ばしておきましょう。上半身と両腕をそのまま左右どちらか、ヘソのあたりを軸にして、滑らかに傾けていきます。限界まで傾けましょう。

その状態で1~2秒ほど静止します。腹筋運動の要領で体幹を敷きしめながら、もとの座った体勢に戻ります。腕はずっとまっすぐ伸ばしたまま、ダンベルを頭上に保ちます。左右を入れ替え、繰り返します。 

注意点・アドバイス:「腹筋を鍛えるのなら、これが最強と言って良いでしょう」と、サミュエルは言います。さらに、「体幹の役割は数多ありますが、このトレーニングでは上体を安定させ、脊椎(せきつい)の自由な動きを支え、上体の回転運動を可能にしつつ、余計に回転してしまわないよう制御するなど、4つの機能を一度に鍛えることが期待できるメニューです」とのこと。

 

Text By Ebenezer Samuel, C.S.C.S., Hikaru Sato and Ollie Frost
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。
Source / Men's Health UK

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