強い体幹は、ジムでも日常生活でも役立ちます。引き締まった腹筋には付加価値があるのです。
デッドリフトが頭打ちになったり、走っているときに肩が前に丸まったり…。あるいは、何度も机に突っ伏してしまったことがあるかもしれません。そんなふうに体幹を鍛える理由は人それぞれですが、私たちが選んだ最高の体幹トレーニングでは、筋力と安定性、そしてシックスパックを手に入れるためのアプローチができます。
ただし、体幹トレーニングは筋肉だけの問題ではありません。
ベッドから起き上がる瞬間から就寝するまで、「体幹を使わない時間は一瞬もない」と言えることは体感しているはず。そこで、この記事では「エニタイムフィットネスUK(*1)」のフィットネス責任者であるマービン・バートンにアドバイスをいただき、80分間のラグビーに耐えられるほどの…、あるいは、単にスーパーで買った物を持ち帰れるように…といった、広範囲の目的に則して体幹の鍛え方を紹介しましょう。
「体幹は、オンとオフを自分で切り替えられるものではありません」と、バートンは言います。
「体幹は常にオンの状態です。私があなたに『体幹を使わずにベッドから起きろ』と言ったところで、そんなことはできません。くしゃみや咳、笑うたびに体幹が収縮するので、どんな作業でも十分な体幹の強さが必要不可欠と言えるのです」