小学校6年生で、自分のからだがどんなにSOSを出していても必死に頑張るのが大事なのだ、と刷り込まれてしまうと、大人になって入った会社がブラック企業だったとき、心身を酷使するほど働かせられて自分を追い込んでしまうことになりかねません。
大人の私でさえ、少し体調が悪いなと思ったら、さっさと休みます。休めるところは休んで、からだを労わらないと日々の生活が続きません。人間として生きていく上で、体調や生活時間を自己管理できるようになることが何より一番大切です。自分のからだの悲鳴を素早く察知し、メンテナンスしなければ生き延びられません。
もっとも、仕事の締め切りが迫っていて徹夜で頑張らなければならないような日も、ときにはあります。でもその日1日頑張って原稿が書けたら、翌日はとにかく早く寝て、からだを休める。そういう感覚がないと、翌日も翌々日も頑張り続け、結果的に心身を壊してしまうのです。