きちんと迷い、
一番を選ぼう!

 実はこの「十分すぎるほどの不安定期」の中にこそ、彼らの自信あふれる態度の秘密があった。

 彼らがふらふらしているように見えたのは、じっくりと、一番自分にしっくりくる生き方を妥協なしに探し続けていたからなのだ。そしてとうとう最後に「これならいける!」というベストフィットな生き方と出会ったのである。

多くの選択肢の中から納得いくまで取捨選択を繰り返し、きちんと迷い、一番を選んだ。だから彼らは自信に満ちている。

 自信に満ちた生き方をしたければ、彼らのように「きちんと迷う」ことだ。たくさんの選択肢を実体験してみよう。少ない選択肢から生き方を決めるのは危うい。たまたま目の前に転がり込んだこと、それが本当の生き方である可能性は低い。

 確信を持って「しっくり」な生き方と出会った人。そういう人は収入、肩書、学歴、キャリアなどに関係なく「圧倒的な自信」に満ちあふれる。少ない選択肢の中から生き方を決めた人は、何となく自分に自信が持てない。いつも「これでいいのか?」と自分を疑いながら生き続ける。