年間100回以上のセミナー、講演会で5000人以上を変える現場コンサルタントが「科学的に自信をつける方法」を紹介する5回連載の4回目。目標達成のためには、「気合」や「モチベーション」が必要だ!と誰もが考える。
だが、『絶対達成マインドのつくり方』を発刊した横山信弘氏は、「自信をつけるのに、モチベーションは100%必要ない!」と言い切る。
今回は、「科学的に自信をつける方法」がテーマ。誰もが自信を喪失している昨今、どうすれば科学的に自信をつけられるのだろうか?
自信の「定義」を考える
そもそも「自信」とは、どういうものだろうか?と考えるときがある。
つまり、「自信」の定義である。
いま、私が考える「自信」の定義は、
「無理」だろうと周囲から思われていることを「やれる」と言い、そしてまわりからは、この人なら「やるだろうな」「やるに違いない」と思われること、
と考える。
しかし、そのためには「歴史」が必要だ。
なんでもかんでも、「やれる」と言うことはできるが、「この人ならやるだろうな」と周囲に見せつけてきた過去、実績があるからこそ、周囲は信用するのだ。
「自信」があれば、自分を信用して未知なこともチャレンジできるし、周囲からも信用されているので、惜しみない協力を得ることも可能だろう。
ということは、「自信を持て。君ならできる」と言って、自信を持つことができるわけではないということだ。
「いま無理だと思うことをやれ。ちょっとぐらい無理をしろ」と言うことで、「自信」が徐々につけられていくものだ。
現時点で無理だと思うことを、どれくらいやり遂げたのか、その「歴史」が自信を芽生えさせてくれるのだ。
「自信を持て」と言われて、持てるものではない
「自信」の持てない人に対し、
「自信を持て」
「意欲を持て」
「やる気を出せ」
「もっと努力しろ」
「失敗を恐れるな」
「チャレンジ精神を持っておもいきって行け」
「感謝の気持ちを持て」
「危機感を持て」
「当事者意識を持て」
「もっと考えろ」
「思いを持って仕事をしろ」
「自分から報・連・相をしろ」
という人は多い。