ミキティ流職場の飲み会の
「意外な活用法」とは?

――若手のビジネスパーソンの中には、職場のこれまで続いてきた暗黙のルールや慣例に違和感を覚える人も多いです。例えば、メールの宛先を偉い人順にするとか……。

 えーそんなのあるんだ。

――そういう会社もあるみたいですね。そんな「これって意味あるのかな?」というルールに出くわしたとき、藤本さんはどうしますか?

藤本美貴さんPhoto by J.A.

 でも、その会社に入ってそれがルールだったら、やるしかないかなと思います。

 だって、食品会社で働いて「仕事の前に手はちゃんと洗って消毒して手袋着けてくださいね」って言われてるのに、「手洗う意味あるんですか」って言ってるのと同じようなもんじゃないですか。

 その会社のルールならしょうがないなって思いますね。はい、やればいいんでしょっていう……。そこに意味を問う必要がないかなと思いますね。

――「こうしたらいいんじゃないか」って意見することはないですか?

 それこそ飲み会とかで、「あれって昔からやってるんですか」とか、「あれって誰もやめる人いなかったんですか」って聞くのがいいかもしれない。

 仕事上で「これって意味あるんですか」って言われても、「『意味あるんですか』の前にまず一回やってから言えよ」って思うじゃないですか(笑)。

“さんざん私もやってますけど”っていう前提がほしいですよね。その上で、「あれってなんで始めたんですかね……?」って。そういう話って飲み会とかカフェとか、業務以外のラフな場がしゃべりやすいんじゃないかな。