部下を持つと豹変する「モンスター社員」の見分け方、「成果を出す人」の昇進が危険なワケ写真はイメージです Photo:PIXTA

 部下を持たせると豹変する
「モンスター社員」 に要注意

 10月は4月に並んで人事異動が多い季節です。多くの部下を持つリーダーにとって、誰を昇進させて、誰を見送るのかという判断は難しい作業だと思います。

小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 近年は年功序列で昇進させる企業が少なくなり、実力主義で昇進を決める傾向に変わりつつあります。とはいえ、その実力を正確に判断することも結構難しいのです。

 昇進の基準となる実力は、成果・成績だけではありません。

「成果・成績が良い社員だから、昇進させて部下をつけ、ノウハウを広めてもらおう」と考えるケースもあるかもしれません。しかし、「成果・成績を出しているから」という理由だけで昇進を決めるのは危険です。

 実は、成果を出す優秀な人の中には「部下を持つと豹変する、モンスター上司」となる人が少なくないのです。その結果、パワハラをしてしまいがちなのです。