部下を持たせると豹変する
「モンスター社員」 に要注意
10月は4月に並んで人事異動が多い季節です。多くの部下を持つリーダーにとって、誰を昇進させて、誰を見送るのかという判断は難しい作業だと思います。
小宮コンサルタンツ代表
近年は年功序列で昇進させる企業が少なくなり、実力主義で昇進を決める傾向に変わりつつあります。とはいえ、その実力を正確に判断することも結構難しいのです。
昇進の基準となる実力は、成果・成績だけではありません。
「成果・成績が良い社員だから、昇進させて部下をつけ、ノウハウを広めてもらおう」と考えるケースもあるかもしれません。しかし、「成果・成績を出しているから」という理由だけで昇進を決めるのは危険です。
実は、成果を出す優秀な人の中には「部下を持つと豹変する、モンスター上司」となる人が少なくないのです。その結果、パワハラをしてしまいがちなのです。