仕事の成否は
「交渉がうまくいくかどうか」で分かれる
「交渉」はビジネスにつきものです。小さいものは上司や部下との交渉から、お客さまとの交渉、大きなものなら企業同士のM&Aまであります。どんな仕事にも必要不可欠なものですから、そう考えると、「交渉がうまくいくかどうか=仕事の成否そのもの」なのかもしれません。
小宮コンサルタンツ代表
実は、交渉を成功させるポイントは2つだけです。
1つは「本音で交渉する」こと。これは私のポリシーでもあるのですが、非常に重要な視点です。
例えば、私はM&Aの交渉のような難しい交渉を買う立場、売る立場の双方でお手伝いしてきました。外国企業とのM&Aの交渉も若いころから何件か経験しました。その経験から言えることは、条件を小出しにせず、最初からギリギリの条件で交渉した方が相手から信頼を得られやすく、交渉が早くまとまり、時間の節約にもなるということです。