このように雑談の上手い人は、相手がどんなことを興味があるのかわからないうちに、特定の質問で誘導するようなことをしません。相手の興味を知るまでは、話を狭めずに聞き出します。そして興味や関心の矛先がわかったら、その部分に集中して質問をすることで、話をどんどん深めていきます。
人の話を聞けないのは承認欲求が強すぎるからです。承認欲求は誰でも持っているものですが、それが強すぎると他人の話を聞けなくなります。
幼少期に親から充分な愛情を受けられなかった。認めてもらえなかった。否定されてばかりいた。
このように、幼少期に自分の存在を否定されて、軽く扱われて、承認してもらえなかった経験があると、承認欲求が強くなります。
愛情が足りないと感じることは、幼い子どもにとって最大の恐怖です。恐怖を取り払うために自分の存在価値を、精一杯アピールする必要が生まれます。それが大人になっても、常に自己アピールをしてしまう原因となります。
幼少期の頃に満たされなかった承認欲求に、振り回され続けない方法はあります。
「他人に大事にされていない!」と感じたとしたら、セルフカウンセリングをしてみましょう。