料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから秋に旬を迎える野菜について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)
旬の野菜は、栄養もたっぷり
健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、さつまいもです。
さつまいもは7月頃から収穫され、10~12月の寒い時期に旬を迎える野菜です。
通常、収穫してから1~2ヵ月ほど貯蔵し、糖化、熟成させてから出荷されます。温暖な気候を好むため、主に北関東以南で栽培されています。
炭水化物が主成分で消化・吸収がよく、甘みがあるのに脂質は少なめなので、ダイエット中のおやつにぴったり!
ビタミンC、E、食物繊維が豊富で、肌にはりやつやを与える美肌効果や、整腸作用が期待できます。皮には抗酸化作用の高いアントシアニンが含まれており、皮ごと食べる調理がおすすめです。
そんなさつまいもの生産者さんならではの食べ方を聞いてみたところ、
なんと、「ポテトサラダ」にするのがおいしいのだとか!
さつまいもを3cm幅の輪切りにし、やわらかくなるまでレンジ加熱。
皮をむいてつぶしたら、塩、こしょう、塩もみして水気を絞った玉ねぎのみじん切り、マヨネーズとともに混ぜるだけ!
甘さとマヨネーズがマッチして、大人も子どもも好きな味になるのだとか。
おかずにもおつまみにもなる、「さつまいもでつくる新感覚ポテトサラダ」を、ぜひ今年はつくってみてくださいね!
健康のために野菜や果物を食べたいけど料理は面倒、すぐダメになるなど、結局野菜をあまり食べられないなら、野菜を大切に育てている生産者さんの情報を参考にしてみてください。旬の時期、栄養素、選び方、保存法……など、ちょっとした知識があれば、体にいいものを驚くほど手軽においしく食べることができますよ!