同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「AIを使いこなす法則」である。
【貧す人】AIは、ピッタリの答えがなかなか出てこない
【稼ぐ人】AIは、ピンとくるヒントがすぐ出てくる
2022年に登場したChatGPTをはじめとした生成AIは急速に普及したが、うまく活用できている人と、できていない人がいる。
使いこなせていない人に共通するのは、AIに問いかければ、適切な「答え」が返ってくると思っている点だ。
例えば、英単語の意味を調べるようなケース、つまり答えが確実に出てくるときには、ほとんどのケースでAIは適切な答えを返してくる。
もし、適切な答えが得られないとしたら、問いかけ自体に何か問題があるのかもしれない。
問題となるのは、答えが存在しないケースだ。アイデアを創出するケースがこれに当たる。
専門家によると、今のAIは、「間違わないように」アウトプットする傾向があるという。
だから、最初からピンポイントに絞り込んだアウトプットはせずに、広めの回答を提示しながら、対話を通じてその回答を徐々に絞り込んでいくのだ。
AIに問いかけ、一発で正解を得ようとするのは、よほどシャープな問いかけをしない限り無理。
【稼ぐ人】のAIの使い方
【貧す人】は、一発で正解が出ないとすぐ諦めるが、
【稼ぐ人】は、AIのアウトプットはあくまでも「ヒント」として捉え、それをきっかけに、さらに具体化し、最終的に「答え」は自分で出すというスタンスを持っている。
例えば、
「〇〇という特徴がある、△△という商品がある。この商品の顧客ターゲットはどのような人が考えられるか、5つ出して」
とAIに問いかけてみる。
すると、5つの可能性をAIは提示する。
その中から自分が気になる顧客像を選び、さらに具体的な職種を尋ねると、イメージにピッタリの顧客像が描ける可能性がある。
あるいは、AIが5つの候補を出したら、なぜそれらが最適なのかを、再度問いかけてみる。
すると、どんな視点で選んだのかがわかるので、別の視点でさらに候補を出してもらうこともできる。
【稼ぐ人】は、こうやってAIを使いこなしているのだ。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)