本稿では、このように勉強がうまくいき、ひいては人生がうまくいく、目標達成の5つのSTEPのうちの一つ、「4つのムダな時間を勉強時間に転化する」を紹介します。

4つのムダな時間を勉強時間に転化する

 まずやっておきたいことがあります。それは、1日の中の「ムダな時間」をなくし、さらに「勉強時間」に転化することです。

 そもそも、「勉強時間」にできる時間は限られています。先ほど挙げた一般的なビジネスパーソンの平日のタイムスケジュールを見ると、勉強に使えるまとまった時間はだいたい決まってくることがわかります。

 睡眠時間、朝の準備時間、仕事の時間をなくすのはなかなか難しいことを考えると、勉強に使える時間は、おもに「休日」と「平日の退社後の時間」(朝型の場合は「平日の出社前の時間」)と言えるでしょう。

 しかし、それらの時間も、自分が思っている以上に、くだらないことに使ってしまっているものです。

 そこで、次の4つの時間を「勉強時間」になりうる時間として認識してみましょう。それだけで、時間の使い方が変わってくるはずです。

1. ダラダラ時間
2. 残業時間
3. 家事の時間
4. 通勤時間

1.ダラダラ時間

 私の場合、圧倒的ナンバーワンでムダに使っていたのは、「疲れた……」「勉強やらなくちゃ……」と思いながらもテレビやスマホ、お菓子、人とのおしゃべりなどに逃げている時間でした。